餓狼 Mark of the Wolves 〜双葉ほたる対戦攻略〜

＜ 基本戦術はじめに 〜キャラを知る〜 ＞

ほたるの技は、必殺技、通常技共に理解しやすい。
ぱっと見て分かりやすく、結構その通りの性能だったりするためだ。
その為、比較的自由にプレイヤーの意思で動かせる、動かす人間の個性の出やすいキャラクターと言える。

と、いうことで、好きにやってください（完）

…では攻略にならないので、始めにほたるの「強さ」と「弱さ」を知っておきたい。
特徴と欠点を知り、強さを伸ばし、弱さをフォローできれば、勝率も上がるというもの。

まず強い点として、対空能力がズバ抜けて高い事があげられる。
強力な技が揃っているので、相手の動きを抑制する能力が非常に高い。
次にジャンプ攻撃が強い。判定が強くて鋭いジャンプＤを筆頭に、使いやすい技ばかり。
更に、か弱そうな見た目に反して攻撃力が意外にも高く、シンプルながらも高威力な連続技が揃っている。

弱点としては、防御力が低く、ダメージを被りやすい、ということ。
大幅なリードを奪ったとしても、相手によっては一度の些細なミスから逆転を許してしまう場合がある。
また、ガードを崩す手段がコマンド投げである斜上腿以外皆無に等しく、相手にしっかりとガードを固められると崩すことに苦労する。

戦法自体はシンプルだが、勝つ為にはプレイヤーの総合的な対応力が求められる、結構大変なキャラだったりもするんです。

＜ 基本戦術その１ 〜立ち回り〜 ＞

中距離での牽制に使える技は遠Ａ、遠Ｂ、屈Ｃ、ジャンプＤ（小ジャンプＤ）、そして強発気掌が主力となる。

遠Ａ＆遠Ｂは小回りが効くのが利点。
キャンセルもかかるので、時折、強発気掌を出すと、相手の動きを抑止しやすい。

ジャンプ攻撃は、ジャンプＤ と ジャンプＡ→Ｂのコンビネーションを使い分ける。
ジャンプＤは下と横方向への判定に優れ、相手の対空上段避け攻撃を潰すことも出来る強力な技。
ジャンプＡ→Ｂのコンビネーションは、ガードさせた後の有利時間が長く、相手のＧＣを封じやすい。
勿論、相手の対空技を警戒し、ＪＤＦを仕込みながら飛び込んで様子見をすることも重要だ。

これらの牽制で相手を押さえ込めるならいいが、そう簡単にいかないのが現実。
ほたるの通常技はリーチが短く、当たり負けをすることも多いためだ。
そこで、そんな相手の牽制＆攻めに対抗する手段となるのが、強発気掌、小ジャンプＤ、屈Ｃだ。

強発気掌は弾速が速いので見切られにくく、ダメージも意外に大きい。
飛び道具なので当たり負けを心配することもない。
勿論、先読みされて飛び込まれると大変、という大きな欠点もある。
とはいえ、ほたるは対空技が強力なので、差し引きで考えても強力な選択肢であるといえる。
この技をちらつかせ、プレッシャーに負けて飛び込んできた相手を冷静に料理するのが、ほたるの理想的な勝ちパターンといえる。

小ジャンプＤは軌道が低く、下方向への判定が鋭いので使いやすい。
着地に長めの硬直があるため、出来るだけ低い打点で当てるようにしたい。
ヒットすれば天翔乱姫まで繋げて大ダメージが見込める。
空対空でぶつかった時でも勝つ場合が多いので強気にいこう。
ガードされた場合はそこで流れが途切れてしまうが、ＪＤＦやＧＣを仕込んでおくことによって、逆に相手の反撃を止める事も出来る。
勿論、バックダッシュで仕切り直してもいい。
通常ジャンプ攻撃と使い分ければ、軌道も単調にならずに済む。

以上の通り、小ジャンプＤは強力な選択肢。
しかし、相手も黙ってそれを見逃してくれるはずもない。
ジャンプ一辺倒では、ジャンプ防止牽制技（主に立ち弱攻撃系）や無敵対空技、GC等で充分に対応可能だからだ。

屈Ｃはそんな打点の高い牽制技に対して有効。
相手の技の下をくぐるようにしてヒットさせることが出来る。
上（ジャンプ）を警戒されるなら横（屈C）から、と言う発想だ。勿論逆も可。
リーチがありキャンセルで強発気掌まで出せばそれなりのダメージなるので、リターンも大きい。
ただし、注意点もある。
ＪＤＦをされるとＧＣで確定の反撃を受けてしまう、ということだ。
その時は、フェイント動作でキャンセルをするのが無難。ダメージは減ってしまうが、相手の実力と状況を見て使い分けよう。

余談だが、屈Cは弱攻撃並に発生が早いので、割り込みにも使いやすい。
相手にラッシュを仕掛けられ、弱攻撃を刻まれた時なども有効なので、攻められても辛抱強くチャンスを伺おう。
勿論、飛び込まれないように注意。これは完全に読み合いだ。

＜ 基本戦術その２ 〜守りの事情〜 ＞

ラッシュをかけられると苦しいが、まずはガードを固めチャンスを伺おう。
全体的に攻めが強力なゲームだけに、相手の攻めに対抗するだけの知識も必要になってくるぞ。

対空＆反撃に役立つのは、主に以下の6つ。
・強転身翔
・空中投げ
・天翔乱姫
・上段避け攻撃
・ＧＣ必殺技
・ジャンプ攻撃

これらの選択肢に、小技での割り込みや、無敵時間のあるバックダッシュ、ジャンプでの回避なども混ぜて、相手のラッシュから脱出したい。

・強転身翔
発生が早く出掛かりに無敵時間があるので、当たり負けを心配することはほとんどなく、割り込み技として非常に優秀。
また対空技としても強力で、多段技なので相手の空中ＪＤFを潰しやすい。
例え全段ＪＤFされても、一部のキャラを除けば大きな反撃は受けない（せいぜい強攻撃一発位）ので、強気にいこう。
余談だが、強を全段空中ＪＤFすると5回の入力になるが、なぜか意味不明の6段目が出る場合がある。その場合は得したと思おう。

・空中投げ
この技の強みは、何と言っても空中ＪＤFを無効化出来ること。
つまり、対空技として使った場合、相手にとっては強転身翔と二択となる。
斜め上方向への投げ間合いが広いので、例え相手が技を出していたとしても吸い込んで投げてしまう場合も多く、かなり強力。

・天翔乱姫
出掛かりに無敵時間があるので、相手の攻撃をひきつけて使おう。
超必殺技であるため攻撃力が高く、強転身翔以上にワンチャンスで大ダメージが見込める。
反面、暗転の演出があるため、相手が技を出していないと見てからＪＤFされてしまうのが欠点。
まさにハイリスクハイリターンな選択肢と言える。
その為、相手の連係を覚えて確実に割り込めるところで狙ったり、対空であれば空中ＪＤFされない小ジャンプ攻撃に対してあわせるのが理想。
それには、素早い反応＆コマンド入力が必要になってくるので、狙うのであれば、コマンド入力を仕込んでおくなどの工夫も必要だ。

・上段避け攻撃
リーチが短いので近距離以外で相手の地上技にあわせるのはやや不向き。主な使用方法は対空技だ。
相手のジャンプ攻撃を引きつけ、地上ヒットから連続技まで繋げるのが理想。
上段避け攻撃を潰せるジャンプ攻撃を持たない相手にとっては、かなり強力だ。
大ダメージの見込める魅力的な選択肢だが、実は穴も多い。
この技を潰せるジャンプ攻撃を持つキャラは結構多く、地上戦で使う際もタイミングをずらされると危険なので、あくまでも選択肢の一つとしておこう。

・ＧＣ必殺技
相手の技をＪＤFし、ＧＣで切り返す。
虎尾脚（ＢＲ）は、そこから大ダメージが見込めるが、発生がやや遅いのでガードされてしまったり、相手の連係によっては潰されてしまうこともある。
その場合は発気掌をつかうといい。発生が早いので潰されにくい。
斜上腿は最も発生が早く、投げ技なのでガードされる心配もない。
間合いが狭いのが難点だが、対空で狙う時は、相手がＪＤFを仕込んで飛び込んできた場合でも、着地で問題なく投げることができる。
また、ジャンプ中に空中JDFした場合は、ＧＣ連撃蹴と言う選択肢もある。

・ジャンプ攻撃
シンプルに相手のジャンプや接近をジャンプ攻撃で迎撃する。
主に、空対空ではジャンプＢが主力となるが、ジャンプＣやＤも強い。
地上からの接近には、勿論ジャンプDだ。

＜ 基本戦術その３ 〜攻めるときは〜 ＞

このゲームで攻めの要と言えば、フェイントキャンセルやBRを使って長い有利時間をとり、そこからラッシュをかける場合が多い。
ほたるのそれはどちらも間合いが離れてしまうため、攻めを継続しづらいという欠点がある。

そのため、攻勢に打って出る時は出来るだけ画面端に追い込みたい。
画面端ならば間合いが離れる心配も少なくなるので、フェイントキャンセルや虎尾脚（BR）で攻めを継続できる。
ジャンプA→B、近D→フェイントキャンセル屈C、近A×１〜２→虎尾脚（BR）etc…
様々な連係で手数を増やし、ガードクラッシュを狙おう。
ガードクラッシュを誘発できれば、画面端限定の大ダメージ連続技が確定する。
裏の選択肢として斜上腿でガードを崩したり、ジャンプすかし屈B→天翔乱姫を狙ったりもできる。

また、相手が赤く点滅し始めてガードクラッシュ寸前になったら、あえて様子見をしてみるのもいい。
ガードクラッシュを嫌がって不用意な反撃や回避行動に出る場合もあるので、そこを迎撃する、と言う選択肢も大いにアリだ。
何にせよ、ネタは多くもっておこう。